高田義裕の人生論

今日の箴言

人が互いに、対抗心を燃やして、誰が一番苦労をしたか、とか、果たして誰が一番立派な者かとかを競うことは、全く恥ずべき、虚しい業であるということである。なぜなら、人それぞれには、個人的限界が存在するからである。たとえ、神の偉大さを超えるほどの立派さを身に付けたとしても、その為に命を失ってしまうなら、一体何の意味になるのであろうか、ということなのである。

2.他の人と自分との、優劣を比べるということは、人と人の間に距離を置いて遠ざかることを意味するのであり、それに対し、人と人とが愛し合うということは、お互いの立場を意識せずに、お互いにくっ付き合って近づき合うということを意味しているということである。

3.この世の中で、恥ずべきことは様々な場合があれど、自己満足に浸って、酔いしれているほど、人格的存在にとって、恥ずべき事柄はないこと。