高田義裕の人生論

今日の箴言

人が性格を変えることにおいて、次の例えを考えて見よう。竹の子はまだ、地面から少ししか新芽が出ていない時が、一番柔らかく、その時点で掘り起こした竹の子を私達は焼いたり、煮たりして食べることができる。しかし、それが成長して長い竹の状態になると、もはや、それはノコギリで切らなければならないほど硬くなって、全く食べられなくなる。人間の心も同様である。幼い子供の頃は、心の状態も柔らかく、柔軟性があって、性格を変えることも容易である。しかし、人間も成長するにつれ、その心は成長した竹の様に硬くなり、かたくなになる。要するに、年をある程度取ってしまうと、性格を変えるのは、至難の業になるのである。本人でさえ、自分の性格の悪いところを直そうと思っても、それが出来なくなるのである。