高田義裕の人生論

今日の箴言

偉業を成し遂げたと評価するのは、あくまでも、外部の人々だけであって、偉業を成し遂げた本人自身は全くそうは思っていないこと。彼はただ、自分の好きな事を普通にやり続けただけだとしか思っていないのである。もし、本人がそれを偉業だと意識してやっていたら、決して最後まで続けて行く事は出来なかったであろう。何故なら、これをやり遂げれば、有名になれると考えて、それを行う事は、まさに、欲望であり、野心であるからである。大昔から、多くの人々は野心と言う欲望を持って、自己実現させようと努力してきたが、それらは皆、最後には必ず失敗している。何事も、人間にとってあくまでも、無心に無欲で、コツコツとやってきた事だけが偉業として、今日まで生き残って来たのである。よって、どんな人間であっても、動機が不純であれば、それは成功しない。逆に、どんな人間であっても、動機が純粋で、清いものであれば、それはいつか必ず実現する。