高田義裕の人生論

今日の箴言

人間の特性として、人は、自分の知らない事柄や人間に対して、一種の警戒心やの敵意を持ってしまうこと。

2.私は貧しさや富も要らないし、辱しめも栄誉も要らないのである。

3.確かにこの世の中には、全くの一途で、愛ある精神に富んでいる、他の人々の為に努力して犠牲を払っている人が多数いる。これに対して私は何の反論も無く、その人達の事を、ただ完璧に立派な人だと脱帽する。しかし、ただ唯一、彼らの至らない事は、彼らが、身を削る程に頑張って得た成果も、全世界と言う全体から見れば、それはあくまでも、個人的レベルでしかなく、ほんのコップの中の水が、少し揺れたかどうかのものでしか無い、限界があるという事である。全世界は、広い。いや、広すぎる。個人レベルがコップの水とすれば、全世界とは、大海原である。私はこの大海原のように大きな、全世界の人々が救われることを願っているのだ。しかし、世界レベルでは、人類社会は、ますます悪化し、日増しに悪がはびこる事に拍車が掛かっている。私はこれを大いに憂うるのである。そう、個人レベルでの悪は正せても、この世界の巨悪は誰も正せないのである。そしてこの巨悪が正せない限り、私達の生活は少しも良くはなら無い事を私は知っているからである。それで、毎日のように、新聞やテレビで見聞きする人々の悲惨な状態を他人事のように見ている恵まれた人々よ、あなた方は、今は恵まれていても、いずれ必ず、自分達もその様になる。それは他人事では済まされなくなる。私達は皆、死刑宣告を受けて、いつ死刑が執行されるか分からない順番待ちの状態であるからである。