高田義裕の人生論

今日の箴言

人は皆、たとえ立場は違っても、自分で自分の世話をしていかねばならないという、毎日大変な目に遭っているのであるから、人同士互いに助け合う精神こそ必要である。しかし、現実世界は、争いは絶えず、皆互いの顔色を伺って、戦々恐々としているのである。こうなる原因はやはりただ一つ、人間一人一人が、自分の都合しか考えていない小人同士だからこうなるのである。これは例えると、王様のいない宮殿の中でそれより下の家来達が、権力闘争を繰り広げている状況に似ているのである。やはり、臣民には、立派に治める賢くて人望のある王という存在が必要不可欠なのであり、私達人間にも、立派な王が必要なのである。人間は長い歴史の中で、いろいろな政治体制を試みてきたが、すべて失敗に終わった。社会主義も、資本主義も独裁主義も、貴族主義も個人主義も皆、台頭しては、消滅して行った。現在の民主主義も崩壊の瀬戸際にある。やっぱり、人にとって、一番ふさわしいのは、王政主義である。それも王になるのにふさわしい正義感に溢れ、公正さを愛し、臣民一人一人に、心を配る立派な王で無ければならない。歴史の間でも、賢王という者は存在し、人々が安心して暮らしていた時代はあった。しかし、最大の弱点は、その王もいずれは歳をとって、死んでしまうという事であった。その後に王になる器の無い小人が、絶対的な権力を得て、人民に対して酷い扱いをしていった暗黒時代の繰り返しが今までの人類の歴史なのである。よって、人には永久に死なない賢王が必要不可欠なのである。まさにこれこそ、神の王国であり、まさに永久に生きて、死ぬ事の決してない王なるイエスキリストの支配こそ、人類に最も適している支配の仕方なのである。