高田義裕の人生論

今日の箴言

自分に対して本来、余計な重荷や負担である過度の自信(誇り)や根拠のない確信を初めから抱いていない人は、別に問題は無いが、ただ、自分を賢い者として自分自身に依り頼んでいる者や、自分には豊富な知恵と見識を保持していると考え、自分を自負している者や何かしらの誇る理由のある、自分にとって得である事柄を有している者は、まさにある日突然、神から直接に出る、裁きの音信を聞かされる時、それらを有していた故に、それに全く依存していた分、本人にとって、本当の等身大の自分の立場と自分の思いを欺いていた偽りの立場とのギャップを認識して、耐えられない程の挫折感と虚しさが襲うであろうが想像に難くない時、彼らに対して深い哀れみと同情を感じるものである。なぜなら、私自身も、その様な傾向の強い者であったからである。彼らは、自らの内に築き上げてきたと思われる精神的パラダイムの崩壊を経験するのである。この様に、この世の終わりの日が近い今、自分の思いのままに存分に自分の心を太らせ、肥えさせた者達は、まさに突然に、獲物が自ら罠に掛かるかの様に、屠られてしまうのである。