高田義裕の人生論

今日の箴言

人間による完璧な正しさの渇望こそが、あらゆる災いの根源であり、罪の初めであり、偶像崇拝そのものであること。なぜなら、正しさとは、あくまでも、神に属するものであるからである。

2.何かを得ることは、他の何かを捨てることである。また、何かを捨てることは、他の何かを得ることである。よって、すべてを得るためには、すべてのものを捨てなければならないのであり、逆に、すべてを捨てるためには、すべてのことを得なければならないのである。よって、結論として、人は、すべてのものを得ることはできないし、かつ、人は、すべてのものを捨てることも、できないのである。

3.人間にとって、自分自身に、一番災いとなる原因は、すべて、自分だけは違う、とか、自分だけは決して大丈夫、と思い込んでしまう特別意識のことであり、それは自分のあらゆるすべての判断を狂わせてしまうものである。