高田義裕の人生論

今日の箴言

親は、子に対して、最後まで献身的な愛を注ぐのに対して、それほどまでに、愛情を注がれたにもかかわらず、子は親に対してそれほどの愛を親に対して持っていないという事実は、非常に不思議で、不合理なことに思われる。

2.人は自分1人で決して立ってはいけない存在であり、むしろ、人とは、他の人に借りを造り、他の人に自分の一番の急所を握られていることによって、初めて自分を独自なものとして、自立して生きていける生き物であるということである。よって、人に迷惑をかけない人生などありえないし、もし、仮にあったとしても、それはその人にとって、全く虚しく寂しいものであり、不自然な生き方なのである。

3.完璧に良いということは、むしろ、神だけに求められ、かつ、許されているものであり、それに対して、人間が完璧なのは人間らしくないし、また人が相手の人に完璧さを求めることも間違っているのである。

4.弱者と悪者の気持ち(心情)を知らない限り、真の強者と義人になることもできないこと。