高田義裕の人生論

今日の箴言

若い時程、自惚れ易く、そうして怒り易い事。なぜなら、彼にはまだ、生きた経験によって初めて得られる知識と知恵に欠けているからである。彼は経験不足の故に、すべての事が自分には可能だと思い込む帰来がある。いわゆる無知故の怖いもの知らずである。しかし、年をとるにつれ、この世の中は、自分の都合のいい様には全く出来ていない事に気がつくし、相手の人間という他人が、いかに恐ろしい存在であるかを仕事での職場を通して思い知らされるからである。他人は、平気で、影であなたの悪口を言っているし、なんとかして、仕事を辞めさせようと企んでもいるからである。この様に、現実の厳しい日々を通して、人は、控え目になり、すぐに怒らずに自分を制する様になるからである。若い時は、粗暴だった者が、年を取ったら丸くなって、温和なおじいさんになったという話は、幾らでもあるからである。