高田義裕の人生論

今日の箴言

愛の無い欲望の処理の為だけのセックスは、死よりも苦い。

2.人間の人生というものは、むしろ、何の余裕も無く、その場限りの為に必死であり、後ろを振り返る事も出来ずに、人生を模索する、もしくは、人生とは何かを考えると言う余裕さえ持たず、いやむしろ、持つべきでは無く生きて行く生き物なのかもしれぬ。ましてや、自分の望み通りに自分を形造る事などあり得ない話なのである。

3.たとえ、喜びであっても、その出どころがよこしまであり、正当なもので無いのなら、むしろ、その喜びを維持し続ければ維持し続けるほど、その終わりは、悲惨で惨めなものとなる。よって、不当によって自らを肥やし、上手くやっている者達の事を決してうらやむ必要が無い事を肝に命じておくこと。

4.人は、所詮、現実に振り回されて生きるというレベルでしか生きていないこと。

5.正しい事を出来たから良いとか、正しい事をしないから悪いのでは決して無く、あくまでも、悪いのに正しい様に振る舞ったり、あくまでも、悪いのにそれを正しい事の様に見なしたりする事が初めて悪いと言う事なのである。要するに、何が正しくて、何が悪い事かと言う命題は、一見有りそうで実際は無い、空理空論であるという事である。