高田義裕の人生論

今日の箴言

人はなぜ、物事を深刻に考えて、悩んでしまうのか。それは、一つの問題を解決するのに対して、一つしか方法が無いと思い込んでいるからである。すなわち、その唯一の解決手段が、自分には無理だと思う時に、絶望してしまうのである。しかし、解決方法というものは、決して一つでは無く、最高の解決方法から最低の解決方法まで無限にあるのである。あなたが対処法が無いと思い悩んでしまうのは、あなたは一気にすべてを解決してくれる様な最高のレベルの解決方法だけを無意識のうちに求めてしまっているのである。それは何が何でも無理があって当然である。例えば、一階にいる人間が、いきなりジャンプして二階に上がれるはずが無いでは無いか。人はまず、二階に上がる時は、階段という物を使って、一段ずつコツコツと登って二階に上がるのでは無いか。よって、問題を解決する時も一気に全部解決出来る訳では無い。まず、最低限出来る事から始めて徐々に全体を網羅して行くのである。その心積もりで問題に対処して行けば、必ずどんな問題もいずれ解決出来るのである。